Tartfo Biancho del Piemonte

イタリアが世界に誇る数多の食材の中でも、特に有名で非常に価値の高い
食材は『白トリュフ』です。年中出回る黒トリュフとは違い、9月末~12月の
短い期間だけ収穫することが許される白トリュフは、イタリア国内では
マルケ州 アックアラーニャやトスカーナ州 アン・ミニアートが有名ですが
特に世界的にもその名前が知られているのがピエモンテ州になります。

ピエモンテ州アルバの街は、世界的にも白トリュフの街で知られており、トリュフ
協会が何十も作られており、人工栽培することの出来ない白トリュフの評価を
上げることと、自然を守ることに注力しています。
アルバでは白トリュフの収穫時期である10月頃から『アルバ 白トリュフ 国際見本市/
FIERA INTERZIONALE TARTUFO BIANCO D’ALBA』が開催され、街全体が
トリュフの香りと様々な食文化・イベントに包まれます。

この期間中は様々な場所でトリュフが販売されており、黒トリュフは勿論
白トリュフも個人で購入することが出来ます。展示・販売されているトリュフは
全て認定されたトリュフハンターによって採取され、鑑定士によって厳選された
トリュフのみが並びます。購入したトリュフは海外への持ち出しは通関違反になるため
現地で消化するか、トリュフのか国商品を購入して楽しむことが出来ます。

Noccile Piemonte I.G.P. 『Tostata』

ピエモンテ州の特産品として白トリュフやワインの次に上がってくるのが
ヘーゼルナッツです。イタリア産のヘーゼルナッツは、世界第二位の生産量を
誇っていますが、そのほとんどが国内で消費されるか、ヨーロッパ諸国へ
輸出されてしまい、日本で手に入るイタリア産ヘーゼルナッツは、非常に
希少価値が高いとされています。その少ないイタリア産のヘーゼルナッツの
中でも、特にその品質が世界的にも認められているのが、ピエモンテ産の
ヘーゼルナッツです。

ピエモンテで栽培されているヘーゼルナッツの中でもトンダ・ジェンティーレ
という品種はI.G.P.(地理的表示保護)認証を取得している唯一のヘーゼルナッツで
その品質高さは、世界中のトップパティシエやトップシェフ達が使いたがるほど
なのです。世界で一番おいしいと言われているトンダ・ジェンティーレは
熟練した技術でローストすることで周りを固めて、豊富に含まれている油分が
外に漏れだすのを防いでいます。袋を開けた瞬間に香る香ばしさと、噛んだ瞬間に
広がる味の凝縮感と渋みや雑味の無いほのかな甘みが特徴です。